オイル1滴でお肌をガード
夏のお肌って、一見するとベタベタしていますよね。でも実は水分が奪われて乾燥しているって、知ってました?
たしかに真夏はその他の季節よりも、ベタベタ皮脂がたくさん出ているような気がします。ですが汗を多くかきますので、その蒸発によって水分が奪われます。また冷房も、お肌を乾かしてしまいます。そのため、実はけっこう乾燥しているんです。
乾燥したお肌は、日に焼けやすくなってしまいます。油分はあっても、魚の干物のように、乾き切って焼けやすいのです。そこで、乾燥を防ぐための潤いが必要になってきます。
ところが、「日焼け止め」だけでは十分ではないのです。そして「オイル」には、どんな日焼け止めよりも優れているポイントがあるのです。
お肌の構造をご存知でしょうか。人間の皮膚は、肌表面から内側に向かって順番に、【表皮層】⇒【真皮層】⇒【筋肉層】という三層から構成されています。さて、日焼け止めの効果は、「UV-A波」と「UV-B波」のカットです。UV-B波は表皮層まで届き、UV-A波は真皮層まで届きます。そこで優秀な日焼け止めにより、表皮層と真皮層は守られます。ですが筋肉層についてはどうでしょうか。
残念ながら日焼け止めでは、「近赤外線」がカットできません。近赤外線は筋肉層まで届いてダメージを与え、たるみ・シワの元凶となってしまいます。どうしたらよいでしょうか。
ここでオイルの登場です。オイルは近赤外線をカットして、お肌を筋肉層まで守ってくれます。
夏のスキンケアにオイルが必要な理由、わかりましたか?
オイルのつけかた
オイルのちからは潤いのちからです。皮膚表面のオイルの層は、天然の皮脂代わりの役目を果たして、水分が失われるのを防ぎます。また紫外線や近赤外線を肌表面で散乱させて、ブロックしてくれる効果があります。
このように、オイルが作る「オイルガード」と呼ばれる保護膜は、お肌の内部をガードして守ってくれるのです。
それでは、オイルはどのようにつければよいのでしょうか。
洗顔後、オイルを1滴、手のひらで伸ばして使います。顔全体、さらには首や身体にも、こすらず、手のひらで包み込むように、なじませながら塗ります。
その後は、いつものスキンケアとメイクをすれば、オイルガードがスタンバイ完了になっているのです。
オイル選びはどうでしょうか。どんなオイルが望ましいかといえば、まずは自分の肌に合う美容オイルが一番ということになります。
おすすめの一つは、ホホバオイルです。植物由来のホホバオイルは、人間の皮脂に近い成分になっています。そのため肌に対する刺激が少ないのです。さらに酸化しにくいということもあり、長時間つけていられます。
夏の照りつける太陽のもとでも、たった1滴のオイルガードで、光老化によるたるみ・シワを作らない、夏美肌に挑戦しましょう!