日焼け止めを塗っておけば安心?

日焼け止めには2種類があります。紫外線散乱剤タイプと紫外線吸収剤タイプです。
紫外線散乱剤とは、紫外線を遮蔽して皮膚まで届かなくするものです。日焼け止めとしては長持ちするのですが、紫外線散乱剤の成分に含まれている「酸化チタン」という物質は、お肌を酸化させたり乾燥の原因になってしまうこともあり、注意が必要です。
他方、紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して化学変化させてしまうものです。効果は強力ですが、お肌に合わないと炎症を起こしてしまうこともあります。また有機化合物なので長持ちしません。
日焼け止めの「量」や「使用方法」を誤ると良くありません。
とりわけ敏感肌の方は、お気を付けください。
体の中から紫外線対策

紫外線対策は日焼け止めを塗るだけ、とお考えの方に朗報です! 日焼け止めだけが紫外線対策ではありません。むしろ、日焼け止めを塗らなくてもよい方法があります。
夏の暑さは、汗や化粧くずれなど、肌には負担がかかることも多いのですが、その上、日焼け止めも塗りなおさなければならない、日焼け止めがお肌トラブルの原因になってしまうなど、心配は尽きませんね。
それならば、日焼け止めを塗らなくてよい紫外線対策も試してみましょう。
◆ビタミンA・C・E、ポリフェノールなどを含む、抗酸化作用の強い食材を、積極的に摂取する。
◆朝、晩の肌のお手入れは、いつも以上にしっかり保湿して、潤いをキープする。
◆身に着けるものは、主に黒色にする。晴れた日はサングラスも大事。日傘も黒に。
これらを試してみると、お肌のバリア機能が正常になり、好調な状態を保つことができます。
そして、もし陽に当たってしまったら? いつものお手入れよりも少し多めの化粧水などで、お肌を冷やしてみてください。こうした消炎手当をすることで、お肌の中で紫外線が悪さをしないようにすることができます。
もちろん、紫外線対策に日焼け止めを塗ることも一つの方法です。ですが、塗らなくても紫外線対策ができることも踏まえ、ぜひ、体の中から抗酸化力を高め、お肌のうるおいをキープするようにしてください。
みなさん、紫外線に負けない、夏のキラキラ美肌になりましょう!