カップ麺は朝に食べなさい
さて意外かもしれませんが、カップ麺を食べるのに適したタイミングというものがあるのです。
それはズバリ、「朝」です。
なぜそうなのでしょうか。
第一の理由として、人間の身体は朝にもっとも炭水化物を必要としている、ということが挙げられます。炭水化物はカロリーであり、それはそのまま一日の活動のためのエネルギーです。夕食で白飯などの炭水化物をとりすぎると、余分なエネルギーが内臓脂肪になってしまい、良くありません。しかし、朝に適度な量の炭水化物をとることは、人体にとって必要なことなのです。カップラーメンの麺は、もちろん炭水化物ですね。
第二の理由として、人間の身体は朝にもっとも水分を必要としている、ということも忘れてはなりません。つまり、朝食はスープやヨーグルト、牛乳をかけたシリアルなど、水分が多いものの方が身体に良いのです。従って、朝食に汁気の多い麺類を選ぶというのは、可能性の一つです。
つまり、昼食や夕食は栄養バランスを中心に考えるべきですが、朝食の場合はそれよりも、炭水化物+水分を適度な量だけ摂れればよい、と考えても間違ってはいないわけです。とりわけ現代人の忙しい朝に、朝食を抜いてしまうことに比べれば、何らかの適当なものをサッと食べておくだけでも、身体の元気に違いが出てきます。
そういうわけで、毎日カップ麺は不健康かもしれませんが、週に数度、朝食をカップ麺に置き換えることは、それなりに理に適っています。
朝食の大事さ
朝食をとることはとても大切なことです。それは一日の中で食事の配分を考えるときにも、重要になってきます。
よく知られていることとして、夕食はあまり量を多く食べすぎない、さらに炭水化物も減らして、野菜とタンパク質を中心に摂るのがよい、という事実がありますね。そうなると、一日の食事の中心として、一番カロリーを摂るべきなのは昼食です。昼食にしっかりした食事をとり、夕食は少なめに、というのが、健康に一番よいのです。
ところが、朝食抜きだと、人間の胃はなかなか目覚めてくれません。つまり、ベストなコンディションで昼食に向かえないのです。胃を目覚めさせるには、何か少量、朝食をとっておくことが必要です。カップ麺はそこまでカロリーも高くないですし、水分でふくらんでいるので満腹感ももたらしてくれるという、わりあいにダイエットに適した食べものです。それを朝食にすれば、お昼頃には胃もすっかり目覚め、お腹が空いて、昼食を消化する準備が整う、というわけです。
逆にNGなのは、深夜にカップ麺を食べること! 深夜に食事をとるのはそもそも良くありませんし、とりわけ流動的なものをとってしまうと、胃酸が逆流しやすく、胸焼けなどに繋がります。
これは、とても不健康なカップ麺の食べ方です。