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なぜ玄米は血圧を下げるのか

「食事の中で、白米より玄米を食べた方がからだに良い」ということは知っていても、からだにとって何が良いかということを正確に理解している人は少ないと思います。
実は、玄米は白米より高血圧の予防・改善に適した食品であることがわかっています。

矢印カリウムがナトリウムを排出させる

 
カリウムがナトリウムを排出させる

お米は収穫時点では「もみ米」であり、もみ米からもみ殻を除いたものが「玄米」です。この玄米を精米し、「ぬか」と「胚芽」を取り除いたものが白米になります。
味という点からみると、玄米は食感がぼそぼそしており、精米することによってご飯としての美味しさがでてきます。これは、果物などの皮と種を取ると美味しくなるのと同じです。
しかし、精米することによって失われるのは、からだに良い成分です。米の栄養成分は玄米(胚芽と表皮の部分)に95%含まれていますが、白米(胚乳部分)には5%しか含まれていません。文字通り、白米は玄米から胚芽の部分を失ったなのです。精米によって失われるからだに良い栄養成分は、食物繊維・ビタミン・ミネラルであり、玄米を食べれば優れた栄養バランスのある食事となります。

それでは、玄米にはなぜ血圧を下げる効果があるのでしょうか。その理由を見てゆきましょう。

第一に、玄米は白米の約9倍の食物繊維を含みますが、玄米の食物繊維は、通常は、必須ミネラルであるカリウムと結合しています。これが食事で胃の中に入ると、胃酸の作用で、食物繊維からカリウムが解き放たれます。カリウムは腸から吸収され、血中のナトリウム(塩)を排出します。同時に、残された食物繊維は、小腸において、カリウムによって排出されたナトリウムと結合し、大腸から排泄されます。このように、血中のナトリウムが減少し、血圧が下がることになります。

矢印ビタミンEの抗酸化作用

 
ビタミンEの抗酸化作用

さらに、玄米は白米の約4倍もの量のビタミンEを含んでいます。ビタミンEには抗酸化作用があり、血管の老化を防ぎ、血液の流れを良くする働きがあります。高血圧とともに進行する動脈硬化も、このようにして食い止めることができます。

さらに肥満になりにくい要因を玄米はもっています。
玄米はデンプン量が多いため、摂取したエネルギーを熱として発散し、脂肪として残りにくい、ということがわかっています。
そして、玄米は糖尿病予防にも効果的です。なぜなら、玄米はインスリンの分泌量を抑えるからです。インスリンは食事からとったエネルギーを脂肪に変え、我々のからだの中に蓄える重要な役割をもっています。そのインスリンをあまり分泌させないために、玄米は肥満になりにくい食品であるということです。その理由として、玄米は白米と違って良く噛むため、消化吸収に時間がかかるということが挙げられます。

このように、玄米は血圧を下げるばかりか、メタボリック・シンドロームの予防にすぐれたパワーを発揮するのですね。
日本人の主食であり毎日食べる米ですので、白米から玄米に替えるだけで、さまざまな効果が期待できることは朗報です。ぜひ、積極的に玄米を食べましょう。

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