レタスってどれも同じじゃないの?
野菜サラダの主役であるレタス類には、丸い結球レタスをはじめ、サニーレタス、サラダ菜、サンチュ、ベビーリーフなどがあります。レタス類ならどれでも似たようなものだとお思いですか?
いえいえ、ビタミンやミネラル類の含有量で比べると、同じレタス類でも大きく違うんです。
サニーレタスやサラダ菜、サンチュに含まれる栄養素を結球レタスと比べると、カルシウムで3倍、鉄分で6~8倍、ビタミンB2、C、Kでそれぞれ3~4倍、そしてビタミンAのカロテンでは8~9倍、レチノールでも8~10倍もあるのです。
葉を広げたまま成長するサニーレタスやサラダ菜、サンチュは、結球するレタスよりもたくさんの日光を浴びて、より多くの栄養をつくりだしているのです。ですから、どのレタスにしようかと迷った時は、結球していないレタスを選ぶのも良いかも知れません。
オススメのレタスと食べ方
サニーレタスやサンチュなどは、大きな葉にいろいろな具材を巻けば、美味しくたくさんいただけますね。少し厚みがあるサンチュは、炒めるのにも向いています。
サラダでいただくときは、ドレッシングやマヨネーズで油脂を摂りすぎないよう注意しましょう。ワインビネガーやバルサミコ酢、りんご酢などを使えば、塩分や油脂類が少なくても美味しくいただけます。塩胡椒と、少量のオリーブオイルやごま油と一緒に振りかけ、シンプルなサラダを楽しみましょう。
レタス類の旬は5~7月、10~12月の年二回。レタス類はキク科で、キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の野菜よりも虫が付きにくいので、栽培中に使用する農薬の量が少ないというのも嬉しいですね。ぜひ日光をたくさん浴びて育った旬のサニーレタスやサラダ菜、サンチュをたくさん食べてみてはいかがでしょうか。