ゴールデンベリーとは
スーパーフードとして今注目を集めているゴールデンベリー(インカベリー)とは、コロンビア・ブラジルなど南米で栽培されている、ホオズキに近縁の果実です。ミニトマトのような外見をしています。通常のホオズキの実は食べることはできませんが、ゴールデンベリーは食用になり、食味は甘酸っぱくとても美味です。日本で手に入れるには、ドライフードとして販売されているものを購入するのが簡単! ヨーグルトやサラダのトッピングにもピッタリですし、おやつ感覚で気軽に食べることもできます。
もちろん新鮮な状態で手に入るなら、生のまま食べることも可能です。プランター栽培することもできますので、ベランダ菜園などをされている方は挑戦してみるのもよいかも知れませんね。
栄養成分と美容・健康効果
ゴールデンベリーには鉄分・食物繊維・ビタミンA・イノシトールなどが豊富に含まれています。
鉄分
鉄分が貧血予防に効果があることは、よく知られていますよね。
鉄分が不足すると貧血を起こしやすくなりますが、貧血は頭皮にもダメージを与えます。貧血になると心臓から遠い位置にある頭皮は血行不良となり、健康な毛髪が育たなくなります。結果として抜け毛や白髪が増え、毛髪もパサついてきます。
また鉄分はコラーゲンや皮膚や粘膜の、生成・代謝にもかかわっているため、不足すると肌の状態も悪くなってしまいます。
特に女性は月経や出産や授乳などにより貧血になりやすいため、貧血予防・美しい毛髪や肌の維持のためには、鉄分の摂取は不可欠なのです。
食物繊維
食物繊維は便通の促進、食品中の毒性物質排除を促進するほか、脂質異常症・肥満・糖尿病・動脈硬化・大腸がんなど各種病気の予防に効果があります。
食物繊維が不足すると、便が硬くなり便通が悪くなります。そのため老廃物の排出がスムーズに行われず、腸内環境が悪くなり、肌のハリやつやがなくなったり、吹き出物ができたりして肌の調子が悪くなります。
ビタミンA
ビタミンAには皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、これが不足すると、肌が荒れたりかさついたりします。また抗酸化作用もあるため、心筋梗塞などの動脈硬化症などの生活習慣病の予防、アンチエイジングに効果があります。
イノシトール
イノシトールは最近注目されている成分で、ビタミンB群の一種、ないしビタミン様物質と考えられています。脂質の代謝を促したり、神経細胞を正常に保つ働きがあります。研究によって、コレステロール値の低下、脂肪肝や動脈硬化の予防、体脂肪増加の防止、血糖値の改善、抜け毛予防、美しい毛髪の維持、パニック障害や強迫性障害の症状緩和などに効果のあることが、次第に明らかになってきました。これまでのところ、副作用も知られていません。
美容や健康に効果があるゴールデンベリー、ぜひ一度試されてみてはいかがでしょうか?