用途別の選び方
オリーブオイルは大きく分けて化粧品用と料理用の2種類がありますが、この二種類の違いが分かりますか?
一番大きな違いは精製方法です。
料理用のオリーブオイルはより荒く、化粧品用のオリーブオイルはより細かく精製されているとイメージしてください。
化粧品用は直接肌につけるため、刺激を抑える、肌なじみをよくする必要があります。
そのため、より小さい分子量で精製し不純物を取り除いています。
一方、食用のオリーブオイルは風味を増すために不純物が残っているのです。
同じオリーブオイルでもこのように精製方法が異なり、それぞれの長所があります。
用途にあった、正しい選び方をする必要があるのはこのためです。
色々なオリーブオイル
オリーブオイルの中でも、ピュアオリーブオイル、エキストラバージンオリーブオイルというようなものも聞いたことがあると思います。
ピュアオリーブオイルは、精製されたオリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルをプラスして風味付けしたもの。
一般に、加熱調理に向いていると言います。
エキストラバージンオリーブオイルは、精製したオリーブオイルそのもの。
加工や添加をいっさい行わないものを指します。
生食用には、エキストラバージンオリーブオイルが適しているそうです。
価格はエキストラバージンオリーブオイル>ピュアオリーブオイルとなっており、あまりに安価なエキストラバージンオリーブオイルには品質面で注意が必要かもしれません。
エキストラバージンオリーブオイルに含まれるオレオカンタールには、ガン細胞を死滅させる働きがあるとして健康効果への期待が高まっているようです。
また、一日あたり小さじ4杯摂取すれば心臓病のリスクが下がるとも言われています。
正しく選んで、より高い効果を得たいものですね。